株式会社 誠和(きららグループ)
医療、福祉
Interview 01
山本 玲菜 さん
6年目 / 介護職
尾道市出身。広島県立尾道東高等学校卒業。
2016年4月入社。現在、きららポール尾道 6階ショートステイに所属。
入社してから今までどんな仕事をし、今はどんな仕事をしていますか?
利用者様のあらゆる介護・介助が基本ですが、話し相手や、カラオケやボーリングなど様々なレクリエーションを一緒にすることもあります。ショートステイのため、利用者様は1泊~3か月の短期滞在になります。初めて会う方も多いので、どこまでを望まれるのかを見極めることを大切にしています。入所に伴う書類作成業務も多いので、パソコン作業にもだいぶ強くなりました。資格は介護福祉士まで取得しました。金銭・研修面の会社のバックアップや、周りのスタッフも協力・応援してくれるので、資格取得がしやすい体制が整っています。
入社してから今までで一番印象に残っていることは何ですか?
利用者様から「ありがとう」、「あんたで良かった」と言っていただけた時は、とても嬉しくて、この仕事で良かったと思います。趣味がピアノなので、演歌を弾いたら、とても喜んで、次も心待ちにしてくださることも嬉しいです。
利用者様に不安からきつく当たられたり嫌がられたりして、精神的につらい時もありましたが、今ではワンクッションおいて話し方を変えるなど、少しづつ歩み寄ることができるようになってきました。ショートステイの必要性や楽しさを知ってもらい笑顔が見られた時も、とても嬉しいです。
貴社に入社していなかったら出来なかったと思うことは何ですか?
毎日たくさんの方との関わりのおかげで、私の中のコミュニケーションスキルが培われたように思います。入社当時は、利用者様とどう話していいのかわからず、恐る恐る会話していたのを覚えています。先輩からコミュニケーションの取り方や、目線、挨拶の大切さ、相手の想いを考えながら話すこと等を学び、今では初めての方でもどうコミュニケーションをとればいいかすぐに考えられるようになりました。
今の職種を選んだ理由は何ですか?
学生の頃はあまり介護に関心がありませんでした。就職先を決めかねていた時、「山本さんの優しい雰囲気に合うと思うからどう?」と現在の職場への誘われました。将来自分の祖父母や両親を手伝えるようになれば親孝行になるかなと思い、人の役に立ったり、技術を身に付けられればと思い、介護の道を選びました。実際に祖母を在宅介護していた母を助けることができ、日々の業務にもやりがいを感じているので、介護という職と出会えてよかったなと感じています。
仕事が休みの日の過ごし方はどのような感じですか?
バイク好きの父や弟の影響もあり、私もビッグスクーターに乗っています。景色のいい場所や季節の移ろいを見るのが好きなので、世羅へ花を見に行ったり気持ちが赴くまま走らせたりしています。また、室内ではゲームやレジンアクセサリーの作成、ピアノやイラスト等もしています。ピアノは施設で弾くと利用者様に喜ばれるのでレパートリーを増やしていくことが目標です。
今後どんなことにチャレンジしたいですか?
どんなタイプの利用者様ともそつなく会話できるようになりたいです。施設では利用者様にリラックスしていただくことが一番大切です。安心して話をしてもらい、好きなことなどを引き出していく必要があります。少しでもリラックスしてお話ししてもらえるよう頑張りたいです。
どんな方にも躊躇せず話しかけれる、積極性も身に付けたいと思っています。
Interview 02
名嘉 祐樹 さん
11年目 / 介護職
広島県福山市出身。尾道YMCA福祉専門学校卒業。2011年10月入社。
現在、サービス付き高齢者向け住宅「きららラポール桜並木」に所属。
就職先に尾道市を選んだ理由は?
卒業後、広島最西端の大竹市で介護職員として就職していましたが、転職を考えていた時にせっかくなら地元の高齢者の方を支えていきたいなと思い、探したことがきっかけでした。父が沖縄出身で家族愛がとても強かったのもあり、再就職先は実家から近いほうが喜んでもらえると思ったことも大きかったです。卒業校が尾道市だったこともあり、尾道はとてもなじみ深い場所です。
入社を決めたきっかけは何ですか?
自分の性格上、一からみんなで考えて作り上げる方がよかったので、オープニングスタッフを募集しているところを探していました。そんな時、誠和の「有料老人ホームオープンのため、職員募集中」の求人を見て、面接を受けようと思ったことがきっかけです。誠和にはすでに1つ介護施設があったので見学に行ったのですが、建物のビジュアル、内装ともに介護施設っぽさがなく、まるでホテルのようだったのが印象的でした。新鮮味も強かったですし、利用者様にとっても心地よさそうだったので誠和に決めました。
今の職種を選んだ理由は何ですか?
育った環境が、田畑が多く高齢者の方が多いところでした。両親が共働きなため祖父母宅に帰宅する生活で、近所にも可愛がってくれるおじいちゃん、おばあちゃんがたくさんいました。接客業をしたこともありますが、しっくりこず悩んでいたところ、保育士をしていた母から「保育士や介護士などの福祉関係が合いそう」と言われ、日頃から高齢者の方と関わることが多く、話をするのが好きだったこともあり、介護士の道を選びました。私の場合は育った環境がこの道へとつながったタイプですね。表情が硬かった方が、自分と話しているうちに笑顔になる様子を見ると、この職を選んで良かったなと思います。
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
私たちの仕事は、利用者様がより苦痛なくその人らしく過ごせる環境を作っていくことが大切です。そのため、「介助で必要だから」と仕事のやりやすさで物を考えるのではなく、「自分が今この状況でされて嫌ではないか? 安心できるか?」という一般的な気持ちを常に考えるようにしています。
また、技術スキルは1年~2年経てば伸びてきますが、コミュニケーションスキルは違います。私は利用者様ひとりひとりに合わせた会話ができるように、意識して会話しています。利用者様は自分よりたくさんの経験を積み重ねられてきた知識の塊です。相手の引き出しを開けるスキルを身に付けられるよう、日々利用者様から学ばせてもらっています。
後輩教育で実践していること、気をつけている事はありますか?
自分が新人の頃、先輩や上司に意見を言っても、すぐに答えのみを教えられたことがありました。経験の少ない時に答えだけを教えられることは、固定概念を植え付けるだけで成長につながりませんでした。そのため、後輩から意見が出たときは、まずやってみて過程を経験させ、実際どうなのかを考えさせることを意識しています。後輩の経験値や考える力を養うためにも、利用者様へ迷惑がかかることでなければ、半分やらせてみたり、フォローしながらやらせてみたりと見守ることを大切にしています。
どんな方が今されている業務・職種に向いていると思いますか?
高齢者の方との関わりが好きなことが大前提だと思っています。関わりが密になっていくほど、介助者がどういう気持ちでケアをしているか、利用者様に伝わりやすくなってきます。
また、相手の良いところを見つけるのが得意な方も福祉職に向いていると思います。苦手なタイプでも、良いところを見つけると苦手ではなくなります。
その方が自信を持っている良いところを見つけられると、なお良い関係を築けると思います。