尾道市地域おこし協力隊員による
座談会インタビュー

大信産業 株式会社

卸売業・小売業

現在どのようなお仕事をされていますか?

松岡(以下M):農業に必要なものをJAに卸す農業分野と、緑地の管理や設計・施工を行う緑化分野があって、私は緑化担当です。
廣幡(以下H):自分は農業担当です。
佐々木(以下S):私は総務部なので、そのまとめ役ですね。
池:緑化部はどんなことをするんですか?
M:例えば、尾道駅前の芝生広場は大信産業の50周年事業でスプリンクラーから芝生まで、すべて寄付して作ったものです。
S:たくさんの方がゆっくりされていたりする姿を見ると嬉しくなりますよね。
M:ほかにも千光寺公園の恋人の広場などへ芝生を寄付したり、そういう緑の場所を作ったりしています。
S:今日はあの子動いてないですかね?自動で芝刈りする商品がいつも会社正面の芝生の上で動いてたりするんですけど。
池:へぇ!自動お掃除ロボットみたいなのがあるんですか!?
M:そうなんです。ここ最近なんですが、ロボット芝刈り機が人気で販売もしています。自動で芝を刈って、電池がなくなってきたら充電ホームに帰っていくので、便利ですよ。実は自宅用のお掃除ロボットよりも先にあったんです。
池:じゃあ、本当に先駆けだったんですね!
S:松岡さんは樹木医の資格を持っているので、木に関する相談も多く、木の診断や治療の仕事もされています。
M:色々な相談が来るんですが、木の状態を調べて診断書を書いています。症状にあわせて土の改良をしたり、剪定をしたり、農薬を処方したりします。
S:神社や学校などの古くから大事にされている木の依頼も来ますね。
M:艮神社の大きなクスノキの土壌改良もさせていただきました。他にも大学や地域のイベントで講演したり、地域貢献活動の一環として小学生と河川敷に芝生を植えたりもしました。
池:樹木医は勤められて何年目で取られたんですか?
M:実務経験が7年いるんです。なかなか難しい試験で、私は取得するまでそこから4年かかりました。全国的にも取得者が少ない資格なので、先輩樹木医の下で学ぶことができるのは大きいですね。
池:その4年間ずっと会社がサポートしてくれたのですか?
M:そうですね。資格取得に積極的なので、費用やサポートはかなり手厚いですし、自分の財産になるのでありがたいです。私は現在6つの資格を持っています。
S:私もさまざま6つ持っています。
H:自分はまだ1つですが、今「危険物取扱者甲種」という難しい試験に突破できるよう勉強しているところです。
S:社内でも2、3人しか持っていないぐらい難しいものです。通常業務でも覚えることが多いのにすごいですよね。
H:周りにいろんな資格を持っている人が多いので触発されます。先生みたいな方たちばかりで、色々と教えてもらえる環境にあるのがありがたいです。
M:「毒劇物取扱者」も難しいんですが、うちの会社は合格率結構いいんですよ。資格があることで責任は増えますが、やりがいもとても増えますね。
池:佐々木さんはどんなお仕事ですか?
S:以前は営業本部で、新しい農薬や肥料を農家さんの田んぼや畑で試してみて効果を確認する仕事をしていたので、農業について勉強することができました。今は人事総務部で採用担当をはじめ、広報、システム、企画など、困っている社員のサポートを全般的にしています。
M:何でもできるんで、うちの会社のマルチプレーヤーで母親的ポジションですね(笑)
池:廣幡さんはどんなお仕事ですか?
H:JAを通して農家さんから相談を受け、農薬や肥料、栽培に必要な道具やビニールハウスまで様々な提案をしています。ご要望をよく聞いて、何をおすすめしたらいいか日々勉強しながらです。まだ2年目なので、先輩に教わりながら提案しています。
S:うちの会社が中四国で一番大きい農薬卸なので、国内ほどんどのメーカーから仕入れることができます。それだけたくさんの中から良いものを持っていけるというのは、強みだと思いますね。

なぜこの会社に入ろうと思ったのですか?

H:一番興味がある農業や緑化があったので、この会社にしました。大学の先生が大信産業をすごく勧めていたのも大きかったです。インターンで緑化部の現場作業を体験して、実際どんな仕事をするのか具体的につかめたのでとても参考になりました。
S:最近インターンから入社が多いです。その時ある仕事を実際に手伝ってもらうので、こちらも本当に助かります(笑)緑化部の仕事は形に残るので、学生にも喜ばれますね。
H:実際に入社してみて、覚えることが多くて大変ですが、実際に農家さんと話したり、農作物に触れる機会が多いのは面白いです。尾道と三原が担当エリアですが、米、野菜、果実と色々あり、それぞれ旬もあり勉強しがいがあります。
M:北部はリンゴ、南部は柑橘と、広く様々な作物が採れる広島県は結構特殊な県なんですよ。異動もあるので、農業組は大変だなって思います。
池:松岡さんはどうでしたか?
M:私は子どもの頃から木が好きで、大学・大学院で植物生態学を勉強していました。なかなか緑に関わる仕事が少ない中で、地元福山の近くにあることを知って決めました。自分たちが手掛けた場所で子どもが遊んだり、ベンチに座って話している人を見た時、この仕事をしていてよかったと思います。
S:松岡さんみたいに大学のころから一貫して勉強していることが役に立ったという人は少ないです(笑)夢をかなえたって感じでいいですよね。
M:樹木に関わる仕事は、木が倒れれば人に危害が及ぶこともありますし、すごく責任のある仕事なんです。樹木医を目指したい人がいれば、ぜひ大信産業で一緒に仕事できたらと思います。取得後に仕事に生かせるのは本当に少なく、うちの会社はそこにはすごく恵まれています。樹木に関する様々な農薬や土壌改良剤、肥料を取り扱っているので幅広く提案や治療ができます。診断から処方、現場での治療までトータルサポートできるのはこの会社ならではですね。
S:ここまでの話を聞いているとキラキラした仕事に思えますが、現場では土を掘って肥料を混ぜてみたいな力仕事も多いですよ。夏は汗と土埃でドロドロになりますよね(笑)
M:土埃、砂埃まみれなのは、しょっちゅうです(笑)
池:佐々木さんのきっかけは何でしたか?
S:私は、合同説明会で話を聞いて農業に携わる仕事に興味をもったのがきっかけです。愛媛出身なので実家にも帰りやすい場所だったことも大きいです。産休・育休や時短、子どもの介護休暇等の特別休暇や、周りの理解もあり、コロナ禍による学校休校の際には子連れ出勤ができたりと、臨機応変に対応してくれたので助かっています。
池:他にもどんな福利厚生がありますか?
S:今はコロナ禍なのでないのですが「釣りバーベキュー大会」という社員や家族の釣り好きな人が朝から船を出して釣りに行き、昼前から他の社員たちも集まってバーベキューをする大信産業の恒例行事があります。会長や社長が魚さばいてくれたり、皆さんの家族が集まる楽しい行事です。
M:釣り好きが多いんですよね。後は年1回社員旅行があります。海外・北海道等、色んなところに連れてってもらえます。他にもテニス、フットサル、スキー合宿等があったり、色々楽しいことが多いので自然と社員同士が仲良くなります。
H:自分はまだどれも体験したことがないので早く復活してほしいですね。羨ましい!
S:他にも農家さんからもらったり、畑を持っている社員が自分でつくったものを持ってきてくれたり、社内産直市が開かれたりして、新鮮でおいしいものがいつも食べられます。今はミカンが絶えませんね(笑)
H:野菜には不自由しませんね(笑)いつも「これ持って帰れ~」って何かを頂きます。

やりがいはどんな時に感じますか?

H:農家さんから感謝されたときですね。悩みに対して提案した農薬がよく効いて、感謝の言葉を直接もらえる機会が多いですが、そのときが一番うれしいです。
S:私は採用の担当なので、新人が育って農家さんから成長や評価をいただけたときが嬉しいですね。後は働き方改革や、社内教育の企画等もしているので、よりよい会社を想像しながら、社員の役に立てていることがやりがいになっています。
M:自分たちが提案してきれいになった施設や公園が、地域の方の憩いの場になって喜んでもらえているのを見るのが一番幸せです。地域に陰ながら貢献できていることにすごく誇りを感じています。樹木医としては、治療した木が元気になっていく姿や持ち主さんが喜んでいる姿をみて、人の笑顔につながる仕事なのがいいと思います。

現在就活中の学生に一言お願いします。

S:学校に通えない辛さがあると思いますが、必ず明るい未来がやってきます。インターンも少しずつできるようになっていきましたし、ぜひいろんな会社をみて自分のやりたいことや自分に合った会社がどこなのか考えてみてもらいたいと思います。
M:思った以上にいろんな会社が尾道の中にもあって、インターネットで調べるだけではわからないところもあります。もし時間があるのであれば、尾道の中をぐるっと巡ってみて、色んな会社について知って調べてみてほしいです。調べることで新たな会社との出会いもあると思うので、しっかり調べて就活に臨んでもらいたいです。
H:インターンシップで、企業の仕事や雰囲気を体験してみることが大切だと思いました。自分の想いとのすり合わせという意味でもインターンシップは積極的に活用してもらいたいですし、そこで自分にあった会社を見つけてもらいたいです。

緑化部みどりの環境課
営業(緑化)
松岡 憲吾 さん
(2009年4月入社 / 13年目)

尾道営業所
営業(農業)
廣幡 凌 さん
(2020年4月入社 / 2年目)

人事総務部
事務
佐々木奈菜子 さん
(2010年4月 / 12年目)

尾道市地域おこし協力隊員
池上 沙衣

インタビューを終えて…

尾道駅を出たら、海を背景に目の前に広がる青々とした芝生。休日には、地元の親子やお年寄り、観光客の方までが気持ちよさそうに過ごしている。地域のスーパーや産直市場に行けば、地元の農家さんが育てた彩り豊かな農作物が並び、地元の方がよく買いに来る。これらすべてに関わることができるのが、大信産業さんのお仕事なのだ。自然と向き合い、人の役に立てる仕事。それには責任も伴うし、覚えなければいけない専門知識も多いけれど、お会いした社員さんたちはみんな、とても穏やかで、自然体で、心から仕事を楽しんでいる人たちだった。(池上)

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