社会福祉法人 新生福祉会

医療、福祉

Interview 01

津田 加奈 さん

8年目 / 介護職

広島県広島市出身。広島YMCA健康福祉専門学校3年制介護福祉科卒業。
2016年7月入社。現在、小規模多機能型ホーム 楽生苑 みのりの里に所属。

入社を決めたきっかけは何ですか?

主人が働いていて身近だったからです。一番下の子が幼稚園に入園したのをきっかけに職を探した際、自然と当法人が選択肢として挙がりました。主人はすでに約10年働いており、その間仕事の大変さや悩みも聞いていましたが、同時に現場で生き生きと働いている姿も見てきました。主人の職場の方に会う機会があると、皆さん笑顔で挨拶をして下さり、主人を通して良い職場と感じていました。8年近く離れていた介護の現場に戻ることに不安はありましたが、主人に背中を押され決めました。夫婦で同じ法人に勤めていますが、所属先が違うので気まずく思うこともなく、逆に気軽に相談できたり想いを共感しあったりできるので、公私ともに良きパートナーになってくれています。

貴社に入社していなかったら出来なかったと思うことは何ですか?

私の職場は、小規模多機能型ホームと言って、通い・宿泊・訪問介護など様々な利用者がおられます。そのため御家族と関わる機会も多いです。初めの頃は質問に答えられなかったらどうしようと、積極的に関われませんでしたが、利用者と関わっていく内に、事業所内でその日あったことや利用者から聞いた昔話等を伝えたいと思いはじめました。最初は他愛ない話から、徐々にご自宅の様子を聞いたり、介護されている御家族の苦労や不安について等、自ら話しかける様になりました。その事をきっかけに、プライベートで御家族にお会いした時も、話しかけて下さるようになりました。小さなことですが、ここで働いたことで、一人一人としっかり向き合うことの大切さを感じることが出来ました。

今の職種を選んだ理由は何ですか?

もともと人見知りがあり、同年代の人に自分から積極的に話をするのが苦手なのですが、高齢者の方とはそんなに人見知りせず話ができたため介護職を選びました。色々な方々がおられますが、前の職場でも現在の職場でも、「ありがとう」と言われる仕事はやりがいを感じます。利用者との関わりの中で一番大事だと思うことは、やはりコミュニケーションです。人見知りの自分でも、時間をかけてコミュニケーションをとることで、信頼関係が出来て、安心して任せて頂けるようになります。そこまでの関係が作れた時、この仕事をしていて良かったと感じます。

入社前の理想と、入社後今の現実はどうですか?

入社前は久しぶりの社会復帰で不安が強く、理想を思い描く余裕はありませんでした。配属先は経験のない部署だったこともあり、毎日の業務を覚えてこなしていくことに精一杯でした。今は同じ部署でずっと働いていることもあり、少しずつ自分のやりたいことを考える余裕が出てきました。毎日業務に追われることに変わりはないですが、それでも「業務を優先せず、利用者様の想いを受け止める」という自分が働くうえで大切にしていることを、蔑ろにせず利用者ともっと向きあえるようになりたいです。寄り添ってばかりだと業務が滞ると思われがちですが、サポートしてくれる信頼できる仲間たちがいるので、とても働きやすいです。

平日の過ごし方はどのような感じですか?

私は家庭の事情に合わせた働き方で勤務しています。帰宅して2時間程度子どもが帰ってくるまで時間があり、その間に少しリフレッシュします。この時間があることで、仕事と家事を切り替えて向き合うことが出来ていると思います。また、夜は定期的にバレーボールをしているのですが、とても楽しくストレス発散になっています。自宅から小学校が遠く毎日送迎しているため、私は今の雇用形態が合っていますが、フルタイムで働いて家事もこなされている方は本当に尊敬します。休み等も融通をきかせやすい職場なので、いつも感謝しています。

応援しています!

何に関しても初めて経験することに対して、少なからず不安があるのは自分だけでなく皆同じだと思います。私自身、育児で現場を離れて社会復帰するとき、命に関わる仕事に戻ることを本当に悩みました。実際に戻ってみると、やはり大変な仕事ですが、その分やりがいも感じています。コロナ禍で、自分の身内とも自由に会えない時もありました。施設でも面会が出来なくなり寂しく過ごされる中で、寄り添うことの出来る介護は素敵な仕事だと思います。どこの職場を選んでも先に働いている先輩たちをしっかり頼って、選んだ仕事に自信と興味を持って頑張って下さい。

Interview 02

土居 洋介 さん

9年目 / 介護職

尾道市瀬戸田町出身。広島修道大学経済科学部経済情報学科卒業。
2015年12月入社。現在、特別養護老人ホーム楽生苑 従来型特養に所属。

仕事が休みの日の過ごし方はどのような感じですか?

昨年娘が生まれたので、休みの日は育児中心の生活をしています。残業もあまりなく、有給休暇や特別休暇をしっかり使わせてもらっているので、妻と家事や育児を分担してできていると自負しています。また、家族三人で車で出かけて買い物もよくしています。主任という上の立場なので、自分が積極的に休暇をとって施設全体が休みを取りやすいよう促しています。その甲斐あって有給取得率はとてもいい法人ですよ。スタッフ同士の仲も良いので、みんなで遊ぶのが好きな人たちは休日も集まって遊んだり、ご飯を一緒に食べに行ったりしています。

入社してから今までどんな仕事をして、今はどんな仕事をしていますか?

前職を辞め、地元瀬戸田で就職しようと考えたとき、自分がおじいちゃん子だったこともあり介護職という選択肢がでてきました。無資格での入社だったため、初めは勉強をしながら特養で介護業務をしていましたが、介護福祉士、介護職員初任者研修、社会福祉主事を取得し、今は特養の介護業務を行いながら、主任としてマネジメント業務も行っています。資格取得に関して、勉強会の実施や研修費、受験費用のサポート等、法人もバックアップしてくれるので頑張りやすい環境です。また、業務の合間で合同説明会などの求人活動や広報活動の仕事のお手伝いをさせてもらっています。外部とのつながりも増え、オールマイティに楽しく仕事しています。

今までで一番印象に残っていることは何ですか?

利用者の方に毎日たくさん「ありがとう」と言われることももちろん、利用者のご家族に名指しで感謝の言葉を頂いた時、すごくやりがいのある仕事だなと感じ、何日も素敵な気持ちで仕事をすることができました。特養では利用者との関わりがメインのため、ご家族には“施設全体に感謝される”ことが多いのですが、ご家族との連携を密に頑張っているときに名指しでのお礼だったので、自分の頑張りが認められたようで本当にうれしかったです。今でも時々思い出して仕事の糧にしています。

貴社の福利厚生はどんなものがありますか、また利用してみてどうでしたか?

誕生日休暇が誕生月に1日、リフレッシュ休暇が年間5日まで使える特別休暇があります。ヤングワーカー会議という、若手職員が理事長に希望提案できる会があるのですが、「休みがもっと欲しい」という意見が採用されて、この特別休暇ができました。通常の有給休暇とは別に取得できるため、とてもありがたいです。外国人技能実習生もいて、人手も十分あるため、みんな積極的に休みを取っています。介護職の中では休みの多い法人だと思いますね。法人として職員の意見をしっかりと取り入れてくれる点も助かっています。

今後どんなことにチャレンジしたいですか

ハーフマラソンです。法人のマラソン部で今年も出場予定です。昨年は幸せ太り真っただ中で、今年はできる限り減量して走り切りたいと思ってます。初めての経験ですが、良い機会と思って練習を頑張っています。当法人では、他にもトレッキング部、釣り部などがあり、交通費や大会参加費などが支給されています。やりたいこと、やりたい仲間が集まれば部の開設もできると思いますよ!

就職がゴールじゃない

学生の皆さんにオススメしたいのは、バイトをして社会を知ることと、常に学ぶ姿勢を忘れないことの2点です。僕自身、就職活動中にその先まで全く描いていませんでした。今は仕事にも慣れ立場も変わり、今後の目標として後輩育成やマネジメント業務をメインに、より皆が楽に働きやすい職場を作っていきたいと考えています。仕事をしていく中で、キャリアデザインは変わると思いますが、日々勉強していくことが大事だと思います。ただ、ずっと身構えていたら疲れてしまうので、オンとオフはしっかり切り替えれるようになると良いですよ!